読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日はヒトデ祭りだぞ!

主に勢いに任せた雑記

男だけど虫が嫌いです。その2 VSゴキブリ(女子の前編)

20代男性の主張-虫嫌い 20代男性の主張

 

アース製薬 天然ハーブのゴキブリよけ 4個入 [防除用医薬部外品]

hitode99.hatenablog.com

 
昔、バイト先の焼肉屋に、ゴキブリが出た
僕は結構な田舎暮らしで、そこにある焼肉屋はもう山? って場所にあるわけでして
 
いくら気を使ってもこういう事態は避けられないのです
 
飲食店は外部からの侵入を避けるために扉が二重になっているところも多いと思うのですが、今回のG(名前を呼ぶのも怖くなってきた。ヴォルデモートみたいな)はその扉の1層目を突破して、2つ目の扉の手前の小さな部屋のようなところにいました
 
店と入口の間に1つ部屋があって、そこにいると思ってください
 
ここは夫婦で営業している小さなお店なのですが、旦那さんはキッチン。奥さんはキッチンメインでたまにフロア。残りのバイトが全員フロアといった感じでした
 
当時僕は高校生で、他のバイトもほぼ全員高校生でした
 
 
でね、出たわけ
 
 
開店前だったからタレの準備してたらね、掃除してた女子高生二人組がキャーキャー言ってるわけ。そんでばたばたしながら奥さんを連れていき、しばらく3人でキャーキャーした後に、呼ばれたよね
 
 
「☆君! 虫とか平気!?」
 
 
……ムリ
絶対ムリです。ここだけの話、家でGが出ても1回も戦った事ないです。部屋で出た時は諦めてリビングのソファで寝ました
 
 
しかし、目の前には不安げな顔の奥様。その後ろで女子高生二人が「どうなのよ?」って顔で見ています。言っちゃったよね。クールな顔して

 
「え? ま、普通に」


嘘でーーーーす!! 怖いですーーーー!! なーーにが「普通に」だ!! 無理!  辞めます! やっぱやめまーーす! 無理で――す! おります! 降ろしてくださーーい!


とか言う間もなく「ホント!?」と羨望の眼差し×3。うう、こんなに女子に羨望の眼差しを向けられたのは小2の算数の時間に九九をクラスで一番早く覚えた時以来だ。今更言えないよ。怖いとか言えないよ
 
 
武器として蠅叩きと殺虫剤が渡される。何だ、殺虫剤があるのか。これなら少しは戦えるかもしれない
 

VS G

押し込まれるように先ほどの間の部屋へ
しかし奴の姿を発見できない。あれ? 居なくないか? もしかして、既に逃げたのではないか? そうだ。そうに違いない
僕は殺さなくていいし、あいつは死ななくてすむ。そう。それでいいじゃないか


振り返ると、三人の女がめっちゃ指を差している
やだなぁ。振り返るの

居た。壁に張り付いてた。戦いたくない。何とか平和的な解決策は無いものか
僕は平和主義者だヴァッシュ・ザ・スタンピードくらい誰も殺さないし、緋村剣心と一緒で拙者が持ってるこれ逆刃蠅叩きでござる。おろ

何とか交渉の余地は無いものか。再度3人組を振り返ると三者三様の形で言っていた

「殺(や)れ」

ダメだ。覚悟を決めるしかない。勇気を振り絞って。殺虫剤をかける。殺虫剤はアウトレンジ攻撃。安全だし、こちらの精神的負担も少ない。わかる。君が何もしていない事はわかる。申し訳ないが、お店の評判、そして僕の名誉のために、死んでくれ


 
飛んだ
 
 
 
・・・・・・わーーーーーーーーーーー!!
撤退! 撤退だーーーー! 降参する!! 命だけはーー!!


ってバックステップしたらね、ぶつかったわけ! 扉に!
「え?」って振り返ったら誰もいない! あいつらね、扉閉めて「キャー!」とか言って逃げやがった。キャー!じゃねーっつーの。ぶっ殺すぞ
 
この狭い部屋で奴とタイマン。しかも敵は空中。退路を断たれて逃げ道は無い

0.3秒で理解した
「これは、一方的にただ殺す。そんな話じゃない」
 
0.5秒で覚悟した
「殺(や)らなきゃ……殺(や)られる……!」


うおおお!
咄嗟の事でバランスを崩していたものの、前足一本でジャンプしながら蠅叩きをバックハンドで叩きつけた。

「俺は……強い……!」

1年生3人組の「出た! ☆ちゃん先輩のジャックナイフ!」っていう歓声すら聞こえた。そしてテニス部を中学3年間続けた経験が活きたのか、もしくは極限の集中力の成す技なのか、僕のジャックナイフは見事に空中のGを叩き落としたのだった。そしてこれは後にエア・Hと名付けられる


敵は既に瀕死だが、もちろんトドメの追撃を忘れない。むしろ過剰なまでに追撃をする。これは! さっき驚いた俺の分! これは! バイト中なのに戦わされた俺の分! これは! 本当は怖いのに処理させられている俺の分! そしてこれが……俺の分だーー!!
 
ティッシュを10枚くらい過剰に使用し、ゴミ箱にポイ
 
勝った……
僕は・・・・・・勝ったんだ・・・・・・

産まれて初めて。僕は勝利した。十重に包んだコレは、僕の勝利の証だ


問題点は、この件依頼、「虫討伐クエスト」は全て僕の仕事になってしまった事だ


「バイト変えよ・・・・・・」


そう思った、17の夏


おわりっ